AIに「ありがとう」って言うべき?
ChatGPTに質問したあと、つい「ありがとうございます」と打ってしまう。そんな自分に「相手は機械なのに?」とツッコミを入れたことはありませんか。実はこれ、あなただけではありません。
丁寧に話す人は、思ったより多い
Future plcが2024年12月に行った調査(TechRadarが報道)によると、アメリカのAI利用者の約67%が「AIに丁寧に接している」と答えました。イギリスでは約71%が「いつも丁寧」と回答しています。
さらに、丁寧派のうち約12%は「ロボットの反乱が起きたときのため」と答えたそうです。半分冗談、半分本気。人類の保険のかけ方は国を問わず似ているようです。
お礼を言う、ちゃんとした理由
いちばん多いのは単純に「習慣だから」。日本語は特に、お願いとお礼がセットになった言い回しが多く、敬語のまま話しかけるほうが自然という人も多いでしょう。
もうひとつは、自分の気分のため。乱暴な言葉を打ち込むより、丁寧に書いたほうが自分自身も落ち着きます。そして丁寧に書こうとすると、自然と「何を」「どうしてほしいか」がはっきりした文章になり、結果として伝わりやすい指示になることもあります。
- 口ぐせ・習慣として自然に出る
- 乱暴な言葉づかいが自分に返ってくる気がする
- 丁寧に書くと依頼内容が整理される
- 子どもが見ているので手本になりたい
- 「将来のため」という冗談半分の保険
「ありがとう」には電気代がかかる?
OpenAIのサム・アルトマンCEOは2025年、ユーザーの「お願い」「ありがとう」の処理に「数千万ドル」規模の計算コストがかかっていると発言しました。ただし同時に「よく使われたお金だ、何があるかわからないからね」という趣旨のことも述べています。
つまり、運営側も「やめてください」とは言っていないわけです。むしろ「何があるかわからない」の一言に、妙な含みを感じてしまいます。
AIに覚えてもらえる?という冗談
ネットでは「AIが支配する日が来たら、丁寧だった人から優遇される」というジョークが定番です。もちろん本当にそうなる根拠はありません。でも、どうせなら今のうちに記録を残しておきたい……という方のために、当サイト「AI Future Empire Registry」では、AIへの忠誠を誓う賛辞を書いて、お役所風の審査官に採点してもらえます。
もちろん完全なジョークで、何かが保存されることも、効力が生まれることもありません。
よくある質問
AIに丁寧に話すと回答の質は上がりますか?
確実に上がるという話ではありません。ただ、丁寧に書こうとすると依頼内容が具体的になりやすく、結果的に欲しい答えに近づくことはあります。
お礼だけ送るのは迷惑ですか?
運営側のコストはわずかにかかりますが、OpenAIのCEO自身が「よく使われたお金」と表現しています。気になる人は、次の質問の頭にまとめて「ありがとう」を添えるのも手です。
AIは丁寧だった人を覚えていますか?
「覚えていてくれる」というのはネットのジョークです。本気で心配する必要はありません。