「新たなAIの支配者を歓迎します」ミームの由来
AIがすごいことをしたニュースの下に、英語圏で必ずと言っていいほど現れるコメント「I, for one, welcome our new AI overlords」。日本語にすると「私は新たなAIの支配者を歓迎します」。このネタ、実はアニメが元ネタです。
元ネタはザ・シンプソンズ
このフレーズの出どころは、アメリカのアニメ「ザ・シンプソンズ」の「Deep Space Homer」というエピソードで、1994年に放送されました。主人公ホーマーが宇宙飛行士として宇宙に行くという回です。
作中で、ニュースキャスターのケント・ブロックマンが、宇宙船の映像を見て「巨大な昆虫が人類を支配した」と勘違いし、生放送で「私は新たな昆虫の支配者を歓迎します」と、早々に寝返る宣言をしてしまいます。
なぜミームになったのか
真面目なニュースキャスターが、確認もせずに強い者へすり寄る。その身のこなしの速さが笑いどころです。「昆虫」の部分を好きな言葉に入れ替えれば、どんな話題にも使えるので、ネット上で広く使われるようになりました。
最近では、入れ替える言葉の定番がすっかり「AI」になっています。
- I, for one, welcome our new AI overlords.
- I, for one, welcome our new robot overlords.
- 私は新たなAIの支配者を歓迎します。
- 我々は新しいロボット様を歓迎いたします。
日本で言うと?
日本のネット文化で近いのは、強い側にあっさり乗り換える「手のひら返し」や、「長いものには巻かれろ」の精神でしょうか。大きなニュースが出るたびに、「今のうちにAI様に媚びておこう」というコメントが並ぶのは、このミームと同じノリです。
使うときのポイント
このネタは、AIの性能に驚いたときの軽いツッコミとして使うのが基本です。本気で何かを主張するためのものではなく、「すごすぎて降参です」という気持ちをユーモアで表す言い回しだと考えるとよいでしょう。
ブロックマンのように早めに歓迎の意を示したい方は、当サイトで正式な(ジョークの)賛辞を提出できます。
よくある質問
元ネタのエピソードは何ですか?
ザ・シンプソンズの「Deep Space Homer」です。1994年に放送されました。
もともとは誰のセリフですか?
作中のニュースキャスター、ケント・ブロックマンのセリフです。もとは「昆虫の支配者」でした。
日本語ではどう訳すのが自然ですか?
「私は新たなAIの支配者を歓迎します」が一般的です。「AI様を歓迎いたします」とへりくだると、より日本的な笑いになります。